阪大基礎工編入体験記(1)
まず時系列に沿って、どのような高専生活、勉強をしてきたかを書きたいと思います。
1年
前回も書きましたが、一回目のテストはビビりながら受けました。自分的には初めてしっかりとテスト勉強をしました。するとクラス順位で5位を取りました。
1年生の頃から部活の先輩方や、先生方から進学の話は聞いていたので、とりあえず進路選択を増やせるように、学校の点数だけは取っておこうという考えで生活を送っていました。
授業はほぼ寝ずにしっかり取り組み、テスト1週間前からテスト勉強をするという感じでした。
勉強以外は、毎日自主的にバスケの朝練をし、部活の無い日に実習レポート、休日は結構遊んでいました。
最終順位は4位でした。
2年
2年生の頃もほぼ変わらない生活を送っていました。
バスケ、授業、課題、遊ぶがメインの生活でした。
今思うと、よく遊んでいたなという印象です(笑)(もう年なので、、、)
最終順位は3位でした。
3年
3年生の頃、自分にとって最も大きな選択をしました。部活の引退です。
高専には5年間バスケができると思って入ったのですが、この頃に将来の進路と部活への意欲などにより、部活の継続 OR 引退に悩んでいました。
結果として、部活はやめても大好きなバスケは毎日昼休みにできると思い、夏の総体で引退しました。
部活をやめて、かなり時間ができました。何をするか悩んでいたのですが、アルバイトはせず、ものづくりを少しかじろうと思い、CAD&3Dプリンタが使える研究会に参加しました。また、週に2回祖母のそろばんの手伝いもしていました。
3年生の後期からは全科目満点を目指すようになり、テストの点数も上がりました。
ちなみに、到達度試験は勉強する時間がなかったため、ボロボロでした。
オール優で、最終順位は2位でした。
4年
前期
3~4年生に進級する春休みに、ニュージーランドへ2週間の短期留学へ参加しました。
英語は得意ではないのですが、外国人の方とコミュニケーションは取るのが好きだったため、本当に良い経験ができました。団長として参加したため、みんなの前で英語で挨拶をする機会もありました。
4年生の前期は、3年生の後期に引き続き、授業をしっかり受けていました。
また、大学生の年齢になったということで、週2回アルバイトも始めました。
春ごろに英単語帳を一冊買いました。
僕は、阪大の友達におすすめされたのでシステム英単語にしました。
実際に使い始めたのは9月頃です。
もっと早くから英単語は覚えておけばよかったと感じています。
僕は音で覚えるのが効率良いと感じたので、CDも購入しました。(少し高価ですが)
シス単のCDはかなりおすすめです。
前期はあまりテストで点数が取れなかったです。
夏休み
8月中は1週間のインターンシップと、デザコン準備に時間を使いました。
デザコンはテーマと観点がずれていたためか、本戦に出場できませんでしたが、、、
9月になり、少し時間ができたので授業がやばいと感じた線形代数を勉強しました。
初学だったので、マセマを使用しました。
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問題集も一緒に使用しました。マセマは初学者におすすめです。線形代数はこの時期に1回勉強していてよかったと感じています。
よく分かっていなかったので、ジョルダン標準形まで勉強しましたが、必要ないです。
また、英文法の勉強もした方がいいなと思い、英文法の問題集も一冊購入しました。
難易度は低いとなっていますが、かなり難しかったという印象です。
自分的にはあまり良い参考書に感じませんでした。
(意味があったかも不明)
これを使用するなら、ネクステやスクランブルなどを使用したほうが良いかと思います。
10.11月
本当に忙しい時期でした。
研修旅行、高専祭、バイト等が重なり勉強はあまりできなかったです。
高専祭では脱出ゲームを本気で作っていました(笑)
専攻科のためだけにTOEICをとってしまおうと思い、2か月連続受験しました。
専攻科に点数はあまり必要ないので、600点を目標にし、2か月だけ勉強しました。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
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通称金フレと呼ばれるこの単語帳はかなりおすすめです。
アプリがかなり良いので、電車で音声を聞きながら覚えていました。(1.8倍速とかで聞いていました)
自分的にはこれを聞きまくるとリスニングの点数が伸びると思っています。
700語覚えました。
文法特急はかなりしました。時間を計りながら何周もするという感じで使いました。
慣れれば、一日で一周はちょろいものです(笑)
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5
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あとは、公式問題集で慣れました。
図書館にすべてそろっていたので、借りて模試的な使い方をしました。
リスニングは解き方に慣れればかなり伸びます(笑)
この三冊だけで600は余裕だと思いますが、TOEICの勉強法は参考にしないでください。あくまで短期間で600を目標にしていたので、、、
TOEICの結果は
10月の公式テストが、590点
11月の公式テストが、610点
11月の学校で受けさせられたIPテストが、655点
でした。
TOEICはこれから一切していません。
12.1月
行事や学校のテストが終わり、本格的に編入の勉強を始めました。
数学は編入数学徹底研究を始めました。
この参考書は2月まで3周ほど徹底的に勉強しました。
これ一冊で編入数学の基礎は固まると思います。
かなりおすすめです。
編入志望者は旧帝はもちろん、その他の方も使用すべきだと思います。
また、英語の対策として、読解書も一冊使用しました。
これ一冊で、文構造はかなりとれるようになりました。
全く英文が読めなかった自分もそこそこに読めるようになりました。
2月までに3周しました。
2月
徹底研究を引き続き勉強しながら、確率の勉強も始めました。
細野真宏の確率が本当によくわかる本 (細野真宏の数学が よくわかる本)
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この参考書は、本当におすすめです。神です(笑)
確率は条件付き確率を除けば、これ一冊で戦えます。
漸化式もこれで勉強しました。
一周目は全く解けなくて、泣きそうになりながら使用しました。
この参考書は四月までに、1章から4章を4周、5章の総合演習を1.5周しました。
後期定期テストが終わり、4年生も無事にオール優で順位は2位で終えました。
また更新します。
志望校について
私は志望校を決めるのにかなり時間をかけ、悩みました。
その影響もあって、受験勉強のスタートが遅くなってしまい、後悔している部分があります。
私が第1志望を阪大基礎工、第2志望を阪大工学部、第3志望を大阪府立大学に決めたのかを書きたいと思います。
私は3年生の前期から志望校を徐々に探していました。
その頃は、どこかに推薦入試で入れればいいなと考えていました。
またこの頃には、何人かの先生にも相談していました。
さらに2つ上の先輩方に、進学報告会というものを開いていただき、それにも参加していました。
その時から今も変わらず思っているのは、将来機械工学だけでなく、人間の運動や医療福祉に関する研究や仕事をしたいなと思っています。
初めは、自分のレベルで阪大を目指すことなど全く考えておらず、専攻科から大学院でしたい研究のできる研究室でもいいかな?と考えていました。
3-4年生の春休みに、自分にとって1つ転機が訪れました。
幼稚園に入る前からの親しい友人が、高校から現役で阪大工学部に合格したことです。
高校生の頃から勉強や進路の話もしていましたが、正直なところその友人がそんなにできるやつだとは思ってもいませんでした笑(友人へ ごめんね笑)
その事があり、大阪大学という大学に憧れを抱き始めました。
私はオープンキャンパスにも参加したかったのですが、授業があったため行けませんでした。(参加できる人はした方がいいと思います。)
阪大基礎工はバイオメカニクスなどの研究が積極的にされているのは知っていました。自分のしたい研究に近いなあと思っていましたが、頭が足りないなと思っていました。
四年生の秋、高専祭の前日準備を少しサボり、阪大の学祭であるまちかね祭に参加しました。金曜日は研究室見学をしている研究室もあり、見学することができました。
その時、自分の興味のある研究室二つを見学することができ、阪大基礎工を受験することを決めました。
併願校は、受験科目と大学のレベル、家庭の条件から阪大工学部、大阪府立大学に決めました。
併願校も早い段階から決めておいた方が良いかと思います。(受験前はドタバタするし、TOEICが必要になるかもしれないため)
後輩へのアドバイスとしては、具体的にしたい研究が決まっている方はいいのですが、決まっていない方、したいことが未定の方は、いろいろな大学や研究室を見に行くべきだと思います。
そのような機会を早い段階から増やすことが大事だと考えます。
志望校に悩んでいる方は、ぜひオープンキャンパスや学祭、研究室見学に参加してください。
自己紹介
編入試験について書く前に、自己紹介をさせてください。
編入を決めた理由
私は高専に将来進学できればいいなぐらいの気持ちで入学しました。高専という環境は本気で勉強しないと留年すると思っており、一年生の一回目のテストはビビりながら受けました。すると五位という順位だったため、将来進学したいという思いが生まれ、それを持ち続けながら、高専生活を送っていました。
なぜ専攻科ではなく、外部の大学に決めたのか。というのには大きく理由が2つあります。
一つ目に、高専の授業内容のレベルの低さを感じたからです。大学という環境で、より高度な理論的なことを学びたいと思いました。
二つ目に、高専という狭い環境ではなく、いろんな学部、いろんな人たちがいる環境に入ってみたかったからです。学生のうちに様々なものを見て、様々な経験をしたいと思いました。
席次
一年生:4位
二年生:3位
三年生:2位
四年生:2位
部活
バスケットボール部(~3年の総体)
ものづくり系の活動(3年の夏~4年の秋)
公式テスト:610点(4年11月)
IPテスト:655点(4年11月)
受験結果
・第一志望 大阪大学基礎工学部システム科学科機械科学コース 合格
・第二志望 大阪大学工学部応用理工学科機械工学科目 出願のみ
・第三志望 大阪府立大学工学域機械系学類機械工学課程 合格
・滑り止め 専攻科機械システム専攻 合格
はじめに
初めまして。
現在、とある高専の機械工学科5年生のものです。
この夏、2020年度大学編入試験を受けました。
その結果、大阪大学基礎工学部と大阪府立大学工学域に合格しました。
編入試験は情報がかなり少なく、自分自身とても苦労しました。
そんな時、先輩方のブログや体験談などにはかなりお世話になりました。
先輩方にしていただいたように、自分も体験談を残すことで、今後の受験生に少しでも役立てていただければいいなと思いました。
主に編入試験についてや勉強法などについて書いていきたいと思います。
文章力や日本語力が欠如しているため、分かりにくい点などもあると思いますがご了承ください。
[追記]
受験勉強や相談などで連絡の取りたい方は、以下のTwitterにて連絡をいただければ対応します。
@eijimatsumotoAg